こんにちは。ケアプラス今治の看護師川下です。
例年に比べて梅雨があっという間に終わり、夏の訪れを肌で感じる季節となりました。
水分補給や室内の温度管理など、体調管理がとても大切な時期ですね。
さて、今回は「湿布と高血圧の意外な関係」についてお話ししたいと思います。
<「貼るだけ」でも全身に影響>
肩や腰の痛み、関節の不調などに「湿布」を使われる方は多いと思います。
ひんやりして気持ちよく、手軽に使える湿布ですが、実は高血圧の方は注意が必要なケースがあるのです。
湿布の中には、「NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)」という成分が含まれているものがあります。
ジクロフェナクやインドメタシン、ケトプロフェンなどがその代表です。これらは痛みを抑える一方で、腎臓に負担をかけることがあり、結果として血圧が上がってしまうことがあります。
<高齢の方ほど、影響が出やすい>
年齢を重ねると、腎臓の働きもゆるやかになります。
そこにNSAIDsが加わることで、体内の水分バランスが乱れやすくなり、高血圧が悪化するリスクが高まるのです。
「貼るだけだから安心」と思っていても、薬の成分は皮膚から吸収され、体全体に影響を及ぼすことがあります。
とくに複数枚を同時に使ったり、長時間貼っていたりする場合は注意が必要です。

<湿布を使う前に>
現在、高血圧の治療を受けている場合は、医師や薬剤師に相談してから湿布を使いましょう
市販の湿布も、パッケージの成分表示をよく確認して、NSAIDsが入っているかチェックしましょう
湿布を使い始めてから「なんとなくだるい」「めまいがする」「血圧が高くなった」などの変化があれば、すぐに中止して受診してください
湿布も立派なお薬です。暑い夏は、冷感タイプの湿布を気持ちよく感じることもありますが、高血圧という持病がある方は、少し立ち止まって確認することが大切です。
お薬とうまく付き合って、元気に夏を乗り越えていきましょう。



写真は先日行われたケアプラスイベント、「うきうき祭り」の模様です。
まだまだ暑い夏が続きますがどうぞご自愛くださいませ。また次回のブログでお会いしましょう。